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俺はトラック野郎

この場を借りて宣言しますが、わたしはトラック野郎です。
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 いや、別に、すっかりミヤザキ声優になっちまった菅原文太が、かつて演じた「桃次郎」(トラック野郎爆走一番星:1975)、キンキンが演じた「ヤモメのジョナサン」(時代だねぇ、もう本歌もわからないカモ)のように、大型トラックに乗って日本中を走り回る豪快な男ってわけじゃありません。

 だって、わたしのトラックは、机の上に載っていますから。




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 正確にいうと、わたしはトラック(ボール)野郎だったのです。

 個人的には、トラックボールが、マウスなんかよりずっと好きです。

 むかし、ノートパソコンに搭載されていたミニトラックボールは、すぐにゴミが溜まって使い物になりませんでしたが、最近の外付け?のは違います。

 もちろん光学式ですから、いわゆるメンテナンスフリー。

 サイトを見ながら、手持ち無沙汰にクルクル玉をまわすのも、なんか気持ちイイ。
 テノヒラのツボを刺激してるって感じ。
 ボケ防止にも有効な気がする(たぶん、まだ先だけど)。

 ただ、このトラックボール、わたし以外には、だいたい評判が悪い。

 「便利だから使ってみて」といっても、しばらくすると「使い慣れたマウスで作業がしたい」といい出だされるのです。

 修行が足りん。

 わたしほどになると、トラックボールをテノヒラでサッとはじいて、ポインタがだいたい狙ったところでとまるのですが、マウス使いの人にはそれができないらしい。

 収集がつかないほど散らかった机上、ほんの小さなスペースで自在にポインタを動かすことができるのがトラックボールなのになぁ。

 だいたい、デスクトップマシンを使う時(仕事場)も、ノートを使う時(書庫内)も、机の上に資料を山のように積み上げるからそんなことになるのですが。

 だって、所詮はポインティング・ディバイスでしょう?。操作に場所を取るなんて生意気だ。

 もっと身をかがめて小さくなっとけって。

 なるほど、トラックボールは、マウスに比べて、いくぶん大雑把です。

 でも、精密な操作が必要なら、そのときだけタブレットを使えば良いのです。

 特に、昨今のマウスのように、レーザーだの、コードレスだの、そんなミョーな多機能?機能追加は必要ないと思います。

 コードレスなんて、ヒモがマウス操作に邪魔になるから必要になるでしょう?

 トラックボールならヒモは一切関係ナシ。

 奇をてらわず場所をとらず、オーソドックスな、オミオツケみたない道具がトラックボールなのです。

 そりゃわたしだって、コードレスだの、エルゴだのミクスだの、いろいろ変なマウスに振り回されたこともあります。正直にいいます。

 でも、十代から始めてパーソナルコンピュータ暦数十年の遍歴の果てに、わたしがたどりついたのがトラックボールなんです。

 結構昔からあるんだよね。ジョイスティックとトラックボールって。

 浮気男が「アイツばかりがオンナじゃネェ、世の中にはもっとイイ女がいるはずだ」と、さすらった女性遍歴のあげく糟糠(そうこう)の妻のもとへ帰るように、わたしもトラックボールにかえってしまいました。

 だいたい、マウスって、長く使うと変に力が入って手がツリそうになりませんか?

 トラックボールならそんなことはない。

 ぜひ、みなさんにも、トラックボールをお勧めします。

 ただ、ひとつの欠点は、ヨソのコンピュータを使う時に、そこのマウスを、ヤタラと使いにくく感じてしまうことです。

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