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ワンパクでもいい……インパクよりは

 先ほど、2010年上海万博会場建設の様子をニュースでみました。

 経済的発展国が「オリンピックの顔と顔~」の次は「コンニチハ~世界の国から」となるのは必定ですが、不況どこ吹く風とばかりに上海で行われている、すさまじい建設ラッシュに、今はなき大阪万博の面影を見てしまいました。

 そのニュースの中で、気になる言葉を耳にしたのです。

「上海万博は、同時にインターネットでも行われる予定です」

 えっ!それって……インパク?

 あの、天下の万博オトコ、堺屋太一が2000年にブチあげ、途中で竹中ヘーゾーにバトンタッチされた失敗作の……

 個人参加も自由といいながら、国のミョーな審査があったために、法人サイトばかりになってしまった?

 インパク終了後も、様々なサイト(コンテンツという呼び方はキライなので)が利用可能で、日本をデジタル立国のトバクチにするという希有壮大な野心ながら尻ツボミだった?

 光はもちろんADSLすら未整備だった当時のスループットを考えず、内容の良さではなく、やたらと美麗さだけを追い求めた官・法人のサイトは「マクロメディア・フラッシュ」をつかいまくり、結果的に、ド重いサイトばかりになって、ナローバンドしか持たない当時の一般人からソッポを向かれた?

 まあ、これら問題の多くは、その原因が、作り手のインターネット上サイト運営における無知と、インフラの未整備、利用者の理解不足、周知不足にあったわけですから、10年後の上海インパクでは、インフラ整備と人々の知識充実、携帯電話サイトの充実と相まって、日本の「インターネット博覧会―楽網楽座(らくもうらくざ)」(ハズカシイ正式名称だなぁ)とは、まるで違うものとなることでしょう。

 そうかぁ。インパクやるんだ。

 しかし、「インパク」って、ちょうど時期的に「マギーミネンコ」と同じくらいハズカシイ単語化してますねぇ。

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