先日出かけた旅行では、ある理由から、多くの写真(スナップ写真)を撮る必要がありました。
一日600枚を、小一ヶ月撮り続けたので、都合18000枚足らずの枚数になりました。
荷物を少なくしたかったのと、あまり高画質は必要ではなかったので、一眼ではなく、小型カメラ二台を持っていきました。
記録用として高速のメモリを何枚か持っていったのですが、1~2ギガならともかく、16ギガメモリを使うと、撮影後の書きこみに時間がかかってしまいます。
スナップ撮影という性格から、さっと取り出し、さっと撮ることも多かったので、8ギガや16ギガのメモリは、しだいに使わなくなりました。
そこで、2ギガのメモリを差し替えながら撮影し、夜、ホテルに帰ってからノートパソコン(ビクター・インターリンク)に吸い出すという作業を繰り返しました。
1000メガピクセルを越える写真を数百枚撮ると、メモリは、たちまち一杯になってしまいます。
余談ながら、インターリンクは、もうかなり以前のマシンですが、その軽さと性能で気に入って、長らく使ってきたものです。
一部では黒狗(クロイヌ:ビクターの黒いノート)と呼ばれているアレです。
さすがに搭載メモリ不足が否めず、最近はあまり使わなくなっていたのですが、今回の旅行に際して、撮影データの吸い出し・加工用と、skypeによる日本との会話用サブ・マシン(メインはi-phoneのskaypeアプリで行います)として使うために、ハードディスクをSSDに換装して持っていくことにしました。
シリコンHDに換えた結果、いわゆるゼロ・スピンドル、回転させてデータ記録する部分がなくなったため、衝撃に強くなると同時に多少の軽量化に成功しました。
しかし、ビクターという会社の性格によるものか、この「ハードディスクの入替」が大変です。
一般的なノートパソコンなら、「ひっくり返して、HDD用の蓋を開け交換」ですむのに、インターリンクは、全てのネジを外し、マシンを完全分解しなければなりません。
それについてはこのサイトを参考にさせていただきました↓。
http://www.prolib.com/index.php?option=com_content&task=view&id=43&Itemid=55
http://ameblo.jp/rolive/entry-10168929562.html
http://www31.ocn.ne.jp/~yoshio2/hard_interlink_hdd-1.html
毎夜、コンピュータにカード・リーダーをとりつけ、SDメモリカードから撮影データを繰り返す。
ところがある夜、写真を吸い忘れて、メモリがいっぱいになってしまいました。
この時は、動作はおそくなるものの、使っていなかった予備の8メガメモリを使って事なきを得ましたが、もし予備メモリを持っていなかったら困ったことになるところでした。
なんとか、こういった不便を解消することはできないのか?
帰国してから調べると、あるんですね。
もうかなり前に発売されていました。
それが、Eye-Fiメモリカードです。
キャッチ・コピーは、「あなたのカメラがワイヤレスに」
これは、SDメモリカードの中に無線装置が仕込まれていて、普通のカメラに、普通のメモリとして装着するだけで、4ギガあるいは8ギガのメモリとして使えるとともに、近くにWiFiがあれば、それを通じて、自動的に、ネット上のクラウド・エリアに写真をアップロードしてくれるものです。
最新のファームウェア・アップグレードで、iphoneのアプリケーションを立ち上げると、カメラから直接iphoneに、無線のアドホック・モードで写真を転送することもできるようになりました。
つまり、iphoneをメモリ・デバイスとして使うことができるのです。
これは、使いようによっては、便利な装置だと思います。
まったくの無改造で、あらゆるSDメモリをつかうデジタルカメラがワイヤレスになるのですから。
問題は、8ギガで17,000円程度するという価格でしょうか。