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変幻自在 シリコン製洗い桶

 昔から、食器を洗うのが好きです。

 理由は……わかりません。

 親から命じられて洗ったことがないので、教育のタマモノというわけでもなさそうです。
 考えてみると、ボーイスカウトで入団当初、班長から指名されて、遠い水場、少ない水量で洗わされたことがその原点かもしれません。

 年を経て後輩が入団し、役割分担が変わってからも、彼らが洗ってきた食器に、アワがついていたりすると、自分で洗いに行きたくなったものです。

 おそらく、やればやるほど「目に見えて」作業がはかどるのが面白いのでしょう。

 日常の仕事では、そういった「作業対象が減っていく」のを目の当たりにすることがないので、余計にそう思うのかもしれません。

 野営地に比べると、家庭の食器洗いは、ずいぶん楽です。

 だから、つい横にある食洗機を使わずに手洗いしてしまう。

 スクレイパーで、皿に着いた汚れをかきとってゴミ箱に捨て、洗い桶で水につけておく。

 ゴム手袋をはめ、洗剤をスポンジにつけると手洗い開始です。

 皿を大きさ順にまとめ、お椀を重ね、小皿を横に置くと洗い始める……のですが、うちのシンクはそれほど大きくないので、洗い始めると洗い桶がじゃまになるのですね。

 なぜか湯と湯の蛇口が別々にあるので(湯は混合栓だから、ひとつだけでよいはずなのに)、さらにシンク周りは狭い。

 水につけ、ざっと予洗いするまでは良いのですが、それ以降、洗い桶は使わないため、なんとかしたいとものだとずっと思っていました。

 その時点で先に桶を洗ってしまえばよいのでしょうが、それはそれで、洗い桶の置き場に困るのです。

 使うときだけ洗い桶になって、おわると嵩張らない、なんて便利なモノはないだろうなぁ、と思っていたら、ありました。

 これです↓

ファイル 616-1.jpg

 シリコン製、折りたたみ洗い桶。

 以前から、シリコン製品が、各種出ているのは知っていました。

 その耐熱性を利用した(-40度~250度)鍋つかみだとか、鍋敷きなどは、キッチン用品で、よく目にしていましたから。

 しかし、洗い桶まで出ているとは。おまけに折りたたみ式。

 わたしが知らなかっただけで、もう、使っておられる方は多いかも知れません。

 さっそく購入しました。

 片手で縁をもって真ん中を押すと、ぱっと立体になります。↓

ファイル 616-2.jpg

 サイズは、こんな感じです↓(横はサイズ比較のためのCD)

ファイル 616-3.jpg

 実際に使ってみると、なかなか便利です。。

 もちろん、使っている間は、ただの水桶なのですが、使用後、水がはいったまま、縁をもって押し下げると、立体オケが一瞬で平面になって水が流れ去り、その上で、食器を水洗いするのに邪魔になりません。

 食器を洗い終わったら、スポンジで洗ってざっと水を切り、シンクの横にたてかけておきます。

 説明書には、片方だけ押し下げて、そこから水が流れ出るようにし、熱いままの麦茶のケトルなどを置いて、微量の流水で冷やす、という方法も紹介されていました。