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ミリジョっナニ?

 しばらく前に、歴女について書きましたが、最近、気になって仕方がないのが「ミリ女」です。

 もちろん、小柄な女の子のことじゃありません。

 漢字で書くと軍女(ミリジョ)=Military好き女子のことですね。

 ミリ女は、日本ではどの程度の数、存在するものなのでしょう。

 心理学的に、女性はヒゲと軍服(制服)の男が好きだそうですが(個人的には疑問アリ)、人の死と破壊を連想させる軍事モノを、生み、愛し育てる性たる女性が好むとは考えにくいのです(こんなことを書くと、社会性差別者と白眼視されそうですが)。

 もちろん、カリオストロの峰不二子は迷彩服を着ていたと記憶していますし、コンバット・マガジンを開いても、軍服姿の女性グラビア?などをよく見かけます。

 それは男がマニッシュ(正しい意味で)な女性の姿を好むということの証明にはなりますが、ミリ女が多数存在するという証拠にはなりません。

 わたしがいう「ミリ女」は、パイプベッドで寝て、枕元や壁にはSCORPIONやM16A1が飾ってあって、枕の下にはM1911A1 が、天井からはRPG-7がぶら下がっているようなタイプの女性です。

 うーん。やっぱり、そんな女性はめったにいないと思うなぁ……

 真田幸村や伊達政宗好きの歴女たちも、朱槍を部屋に飾っている人は少ないでしょう。

 いや、なに、先日、知人と話している時に思いついた「ミリ女」というコトバを、ここで紹介したかっただけで、別に他意はないので、お忘れください。

女神の時代

 世の中には、使われない単位、使われてはいけない単位というのがあります。

 ご存じでしょうか?

 それは、megadeath(メガデス)。

 冷戦時代、大量破壊兵器(この場合は核)を、大都市に用いた場合に予想される死者数を表す単位です。

 1megadeath=死者100万人

 今まで実際に使われたことはないし、今後も決して使われてはいけない単位でもあるmegadeathは、幸いにして、21世紀になってヘビメタバンドの名前(あれはmegadethだが)以外、それを知る人さえ少なくなりました。

 そう、かつて世界には、冷戦というものがあった。

 核を使わない冷たい戦争。

 エスピオナージュ盛んな情報戦。

 米ソ二大国がその主役でした。

 当時は「世界終末時計」という考えが、生み出されるほど、核戦争への危機感は強かったのです。
 
 終末時計については、映画「ウオッチメン」などでも出てきますね。

 あの映画の、ダークでネガティブな雰囲気は、当時の「核への危機感」を知らないと理解できにくいかもしれません。

 終末時計は概念時計ですから、時代によって「終末までの時間」は変化します。

 たとえば、

・ソ連が核実験に成功した1949年       3分前
・アメリカ・ソ連水爆実験に成功1963年    2分前
・ソ連が崩壊した1991年           17分前
・北朝鮮が核実験した2007年         5分前

 といった具合です。

 当時は、数万にも及ぶ核をもつ二国が、様々な国にちょっかいを出しては無言のせめぎ合いを続けていたのです。

 そして、20世紀後半になって、ロシアが体制を大転換してからは、おもにアメリカが世界各地の紛争を取り仕切っています。

 世界の警察アメリカ。

「パクス・アメリカーナ」の時代。

 もともと、パクスとは、ローマ神話に出てくる「平和と秩序の女神」のことです。↓

ファイル 503-1.jpg

 よって、パクス・アメリカーナとは、第二次大戦後、アメリカの主導によりもたらされた平和のことをいいます。

 しかし、これはアメリカが嚆矢(こうし)というわけではない。

 平和の女神パクスが、歴史上、最初に現れるのは、1-5世紀のこと。

 ローマ帝国による平和を「パクス・ロマーナ」と呼んだのがはじまりです。

 ついで、19世紀半ば~20世紀初頭の大英帝国による平和「パクス・ブリタニカ」があり、アメリカは三番目です。

 強大な国は神の力を持つ。

 なれど、神ならぬ身が神を演じるのはつらい。

 ローマは滅ぼされ、大英帝国はパクス職を投げ出し、アメリカですら、これまで数度にわたって複数の大統領が「アメリカは世界の警察であるべきではない」と泣き言を口にするようになりました。

 もっとも、現実的には、いまだに世界では「パクス・アメリカーナ」が続いています。

 これは、語源から考えてみると、奇妙な気がしますね。

 ローマには、女神が似つかわしい。

 19世紀大英帝国はビクトリア女王の国だったので、女神とは親和性がある。

 しかし、何かにつけて、男らしさ(masculine)をウリにしている開拓の国、いまだ女性大統領を生み出せないアメリカが「女神パクス」を気取ってしまうと、女性なのに男っぽく振る舞うという意の、mannishな国、という感じになっておかしく感じます。

 だからこそ、最近では「パクス・アメリカーナ」は他国によって使われることが多く、アメリカが自らを語るときは「世界の警察」という呼称を使うことが、多いのかもしれません。

 今後、世界はどうなるのでしょう?

 次のパクスは?

 世界統一府が生まれて、それが新女神となるのか。あるいは振興著しい某大国がパクスとなるのか?

 それこそ、女神のきまぐれ次第なのかもしれません。

猫の名前ランキング

 某損保会社の調べによると、2010年猫の名前ランキングは、

 1位(2):ソラ
 2位(1):モモ
 3位(4):ココ
 4位(7):メイ
 5位(9):マロン
 6位(4):レオ
 7位(-):リン
 8位(-):レオン
 9位(-):ハナ
 10位(6):ヒメ

となっているようです。

 うーん。

 うちのケツ子(正式名:ケシュクシェ Qu'est-ce que c'est)や、ロボ太(正式名 コケツ)、ヨリ(正式名:寄子)の名は入っとらんようですな。

 ちなみに、上でいう正式名とは、動物病院のカルテに書かれている名前のことです。

 当然、外国に行く際のペット用パスポートの名前にもなる(はずです)。

 しかし、前年度一位のモモってなに?

 まさか、アジアでいうギョーザのことじゃないでしょうね。

 ポストペット(ああ、なつかしい)のモモかな?わからない。

 知人の猫はソラという名前でしたが、それは惑星ソラリスからつけられていました。

 リスト中のソラは「空」かな。

 ヒトの名前と違って、それほどキテレツなものがないので安心しました。

 以前、何かの事件で、子供の名に、騎士(ないと)くんという名前があることを知りました。

 その伝(でん)でいくと、僧侶(モンク)くん、司祭(プリースト)くん、小鬼(ゴブリン)くんなんてのも登場しそうですね。

 あげく、細胞粘菌(すらいむ)くん、とかね。

 巨人(ぎがんと)くんと阪神(たいがーす)くん。

 脱線しました。

 ちなみに、犬名ランクは、

総合
 1位:モモ
 2位:ナナ
 3位:サクラ
 4位:ラッキー
 5位:ココ
 6位:ハナ
 7位:マロン
 8位:チョコ
 9位:クッキー
 10位:クー

オス
 1位:ジョン
 2位:レオ
 3位:ラッキー
 4位:ロン
 5位:マロン
 6位:ゴン
 7位:クー
 8位:ケン
 9位:コタロウ
 10位: コロ

メス
 1位:モモ
 2位:ナナ
 3位:サクラ
 4位:ハナ
 5位:チャコ
 6位:ラン
 7位:ココ
 8位:チェリー
 9位:メイ
 10位: クッキー

 だそうです。

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