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(K-20)-1は怪人十九面相?いいえ、K-19です

 先日、K-9は警察犬課、K-20は?などというタイトルで書いたが、その後、どうも何かを書き忘れているような気がして気持ち悪かった。

 先ほど、その原因が分かった。

 K-シリーズときたら、K2とK-19について書かねばならなかったのだ。

 K2は言わずと知れた山の名で、これについては別項で書くことにして、ここではk-19について、短く書いておこうと思う。

 K-19は、旧ソ連のミサイル原潜の名前だ。

 彼女?にはいくつか仇名がある。

ファイル 216-1.jpg

 その一つは、2002年「k-19」としてハリソン・フォードで映画化された際に、サブタイトルにつけられた「Widow Maker」(未亡人ツクリ)だ。

 同じ仇名は、名車ながら「曲がらない止まらない」だった、カワサキのマッハ3(本来ローマ数字)にもつけられたが、つまり亭主を殺すマシンということだ。

 
 彼女のもうひとつ有名な仇名は、こっちはもっと笑えない「ヒロシマ」だ。

 おそらく原子力から原子爆弾を連想してのネーミングだろうが、この名前考えたヤツ、もうセンス悪すぎ

 それが原因か、海中の「ヒロシマ」は70年代にも28人死亡の火災事故を起こしている。

 以上、強引にまとめると、K-9は警察犬課、K-20は怪人二十面相、そのひとつ前のk-19は、赤い疫病神だった、ということになるかな。

 「歴史は繰り返す」の格言通り、先日、日本海で試験航行中のロシア原潜内で、消火装置の誤作動によるガスで技師や乗組員ら20人が死亡、21人が負傷したという。

 また「赤いウィドウ・メーカーの復活か」と一瞬思ったが、かつてとは違い今は男女同権の時代だ。死者や怪我人に女性が入っている可能性もある。

 確か、宇宙空間など、肉体的にキツイ職場は、女性に向いていると聞いたこともあるから、その可能性は高そうだ。

 未来には女性ばかりの原潜というのもありえるだろう。

 おしかりを覚悟で、さらに書くと、もし女性が犠牲になっていたら、その原潜は、もはや「ウィドウ・メーカー」とは呼ばれない。

 ただ「キラー」とでも呼ばれるのだろうか。

 あるいは、えーと、妻を亡くした男、鰥夫(ヤモメ)は英語でなんといったっけ?

 なんか変な呼び方だったような……ああ、widower

 なんだ、erつけただけ?

 じゃあ、widower Makerか?
 なんだかな。

 ところで、ウインナ・オペレッタの名作に、フランツ・レハール の「Merry Widow」があります。

 陽気な未亡人とでも訳しましょうか。

 Merry Widowは、なんとなく、ちょっと怖く可愛い感じがするが、Merry Widowerってなんかハラ立つね。

でも、妻を亡くして、ガックシしょぼクレた男ヤモメ哀れで悲しいから、そっちの方がいいかも。

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