買っちゃいました。ついに買ってしまいました。
なんて、何度もいうほどでもないんですが、前から気になっていた「ニンテンドー歩いて分かる生活リズムDS」を買ったんですよ。
まあ、買ったのは少し前なんですが、最近、どんどん良さが分かり始めてきたので、ぜひ、みなさんに知って欲しくてペンを……とってないけど、キーを打ちます。
まあ、箱は、これ↓ですね。
わたしは見たことが無いけど、テレビでもCMをやっているようなので、皆さんご存じでしょう。
前にどこかでも書きましたが、わたしはPSP党なので、DSは持っているだけで、ほとんど使わないのです。
ソフトは、逆転裁判4と、メトロイド・ピンボール(この二つだけはゲームとしてDSが好きです)、そして、ちょっと恥ずかしいけど「大人のDS顔トレーニング」だけを持っています。
「動物の森」はもうひとつ熱中できませんでした。
上のラインナップから考えると、わたしは、単体のゲームというより、なにか小物が付属しているソフトのほうが好きなようです。
逆転裁判はともかく、メトロイド~は振動パック付きですし、「顔トレーニング」はカメラ付。
そして、今回の「ニンテンドー歩いて分かる生活リズムDS」は歩数計付(しかも二個も!)。
仕様を見てすぐに気がつく欠点としては、歩数計自体に液晶がついておらず、「今」何歩歩いているかわからない、ということですが、実際使ってみると、そんなことはあまり気にならないのですね。
実をいうと、ほんの最近まで、わたしは歩数計、いわゆる万歩計に偏見をもっていました。
わたしはアウトドア好き、つまり歩くのも好きなのですが、どのぐらいの距離を歩いたかが知りたくて、昔、万歩計を買ったことがあります。
しかし、当時の歩数計は、センサー精度が甘く、もうひとつ好きになれませんでした。
結構歩いたつもりでも、まったくカウントされてなかったりして、役に立たなかったのです。
ところが、最近、母が歩数計つきの携帯電話に換えたのですね。
そして、どこへ行っても、すぐに電話を取り出しては歩数を確認している。
たまに、呼び出されてショッピングに付き合わされているわたし(数少ない親孝行です)は、それを横目でみるわけですが、数字が結構正確なんですね。
感覚的に、これくらい歩いたかな、という数字に近い。もちろん、母とわたしでは歩幅が違うので、カウント数はかなり違うと思うのですが、それを差し引いてもかなり正確です。
いつのまにかセンシング技術が上がっていたんだなぁ。
そう思って、調べてみると、最近の歩数計は、2軸の加速度センサーや、2個のショックセンサーを使って、持っている向きに関係なく歩数をカウントできるようになっていました。
そこへ、この「生活リズムDS」の発売です。
さっそく、任天堂の公式サイトに行ってみると、そこの開発苦労話が面白く、これなら買ってもいいかな、と迷いながら買ってしまいました。
ぜひ、一度、↑の開発秘話(でもないけど)をお読みになってください。
迷ったのは、ちょっと「顔トレーニング」がハズし気味でしたからなんですが、結果的に買って大正解でした。
というのは、人間は、忙しく街を歩いていると、いちいち歩数のことなんか気にしなくなるんですね。
DSの歩数器は本当に軽いので、付属のクリップでベルトにとめるか、携帯電話と一緒にポケットにいれておくと、持っていることすら忘れてしまいます。
液晶はついていませんが、唯一の動作確認である赤色LED(振動すると点滅する)が、あらかじめ設定した歩数を越えていたら、緑になって目標達成を知らせてくれます。
そして、夜、家に帰ってDSに転送すると、歩数に応じて地上絵を書いたり、インターネットに接続して、世界中の人々(って、まだ日本人だけ?)と一緒に、歩いて地球→月→火→木→……を目指すのです。
11月1日スタート。現時点で、月を越え、火星を目指しているところです。
月から地球まで5億4857万0000歩(13日で達成)。月から火星まで1113億6571万0000歩。
現在、26億1247万7210歩。
うーん、途方もない。だけど、ひとりじゃないって~すてきなこと~ねーと、ちょっと古いけど、歌でも歌って励みましょう。
まあ、そんな浮かれた話だけではなく、転送直後は、今日の歩数を振り返りながら、一日の行動自体を振り返ることになるのですね。そして、あ、午前7時に20分歩いたのは通勤で、午後三時から15分歩いたのは、営業に出たからだ、とかが分かるわけです。
車での移動は、GPSの記録を見ればわかります。
でも、歩数をみれば、その人の一日の生活がわかるんですね。
任天堂のスタッフも、良い考えを思いついたなぁ。
あとは、お金の入出をきちんと記録できれば、その人はもう丸裸ですねぇ、怖いこわい。
と、ここまでは、その人の行動記録だとか、健康のためにツカエルとか、まあ、個人主義のための生活リズムでしたが、最後のは違う。
転送したデータの使い道で、「リズムをあわせてライトアップ」というのがあるのですが、これがすごい。
まあ、内容自体はなんてことはない。
時間にしたがって時計が回り、登録した家族(最大四人まで)の、その時刻の歩数が表示される。
それに見合った分だけ、あらかじめ作った自分の分身(アバターみたいなもんですね)が、ローラー台の上を走って発電する。
ただし、誰かが同時に走ると「シンクロ」と表示されて、発電量が単なる足し算以上に数割多くなるのです。
日中、バラバラに過ごした家族が、このソフトの上で期せずして協力しあい発電量が増加するのですよ。
もちろん、日曜など、みんなでお出かけすれば、これもシンクロ・パワーアップ。
普段逢えない恋人同士が、数日ぶりに逢う時にデータを転送して、この日はあんなことしたこんなことした、なんて会話もできる。
もちろん、逢ったその日は、一緒に行動するからシンクロ・パワーアップの発電量になる。
つまり、「生活リズムDS」は、健康管理の道具ではなく、また、単なる行動記録の道具でもなく、離れがちな家族や、恋人をひとつにするスーパーマシンなのですね。
いやあ、もしわたしに子供がいれば、強制的に持たせますね。
追加歩数計は2000円足らずですから。
ちなみに、登録するときに、犬モードにすれば、愛犬の歩数まで記録できる。!
もう、一家総動員で発電ですよ。
愛猫ケツコ↑にもつけたいが、ネコじゃ無理かな。寝てばっかりだし。
でも、本当にこれはオススメです。DSを持っていたら特にね。
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