これは、以前に書いた、ドラマのためのSFシナリオです。
シナリオといっても、読みやすい小説みたいなものです。
軽い気持ちでお試し?ください。
個人的には、大変思い入れのある作品ですが、それは、おそらく、わたし自身がこの作品に恋をしているからなのでしょう。
短い話ですので、まずはお読みください。
そして、機会がありましたら、このシナリオをドラマ(映画、劇、アニメ、コミック)のためにお使いください。
小説と違ってシナリオは、演じられてこそ生きるものですから。
梗概
中野和季(かずき)は18歳。著名な学者の父とエリートの兄の間で常に劣等感を感じている大学生だ。
周囲の期待から生き甲斐であった陸上をやめ、猛勉強のあげく名門大学に入学したものの「本当にやりたいこと」ではなかったため、今ではすっかりやる気をなくしている。
そんな和季の前に、突然、菜摘(なつみ)と名乗る少女が現れる。とまどう和季を後目に、彼女は奇妙な言動を繰り返し、やがて自分は五十年先の未来から来たといい始めるのだった。