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機械仕掛けの夢(現代推理)

 ここに初めてアップする、現代を舞台にした推理小説です。

 これは比較的新しく、一昨年に書いたもので、タイトルは「機械仕掛けの夢」です。

 もともとのタイトルは、ラテン語で「SOMNIUM EX MACHINA.」でした。

 ギリシア劇で、主人公たちが困ったときに表れる機械の神「DEUS EX MACHINA.」(でうすえくすまきな)をもじったものです。

 当時、興味のあった大脳生理学と麻薬をモチーフに書きました(といっても、ほとんど専門知識を使っていませんが)。

 コムツカシイ話ではありません。

 というか、わたしは、基本的に人情エンターティンメント(なんて分類あるのかな)しか書けないのです。

 アクション?もありますし、短い話なので読みやすいと思います。

 とりあえず、梗概(あらすじ)は、書かないでおきます。

 個人的に、「警察」という機構があまり好きではないので、わたしの現代推理には、ほとんど警察官が主人公のものはありません。

 だって、警察官を主人公にしたら、犯人←→警察のステレオタイプの図式になりすぎて、センス・オブ・ワンダーがなくなってしまうじゃないですか。

 たとえ、天才物理学者を刑事の友だちにしても、やはり構図は変わらない。

 と、書きながら、考えてみると、時代物は同心・岡っ引きを主役にして書いていますね。
 うーん、なぜだろう。

 今回、主人公は19才の女性です。彼女が陥った現代社会の陥穽(オトシアナ)と、そこから始まるミステリ、よろしかったら、お読みください。

 お待ちになっていただいた皆さん。お待たせしました(もし、居られたなら、ですが)。

 機械仕掛けの夢 PDF(466k)