ターミネーター4を観てきました。
結論からいえば、まあ、よかったんじゃないでしょうか。
3でブチ壊されたジョンのイメージ(ブタっ鼻のアメリカン・ボーイ)と、消滅させられたターミネーターのゴツイ恐ろしさ(だって、いくら男女ビョードーの時代だからって、あの細っこいネーチャンに、シュワルツェネッガーが振り回されるのはどうかねぇ)は、もうなかったということで、あくまで、亡き母サラ・コナーを慕いながら、戦争を生きていくジョンの姿を描こうとしている姿勢に好感が持てました。
まあ、ちょっと映像がトランスフォーマーっぽくなっていたのは蛇足でしたが。
いくら、巨大ロボットさえCGで表現できるからって、無理に使う必要はないでしょう。
空中を浮遊する、巨大な飛行機、ハンターキラーのサーチライトの方がよっぽど精神的に恐ろしいのですから。
残念だったのは、今回はタイムワープがなかったことです。
あれがあるからこそ、全裸男が登場する理由付けとなりえたのに……と思っていたら、そんなことは関係なくドンドン男たちのハダカが出てきてびっくり。
しまいには、CGで作られたらしいシュワルツェネッガーの全裸姿まで登場する始末。
それで、かつてスタローンの映画について語られていた風評を思い出しました。
スタローンが脱ぐ映画はアタる。服を着たままならコケる。
そういえば、個人的に好きな「刑事ジョー/ママにお手あげ」もLDを持っている「オスカー」も脱がなかったから、大コケしてたな……
ともあれ、3はなかったことにして、新たな時間軸のもと、新しいターミネーターが始まりました。
今まで、入場するたびに通わなければならなかったUSJのアトラクション「ターミネーター3D」へも、しばらく出かけなくて良さそうです。
今回では、自分よりはるか年少である父親との対話が少なく、物語としての盛り上がりには欠けていました。
その点は、次回続編に期待しましよう。
次回は、スタートレックについて書きます。