書き込むスペースが小さいのをガマンして書き続けているうちに、その反動でA5サイズの2穴バインダーを使うようになりました。
2穴バインダーなら、A4の紙を半分に切って、通常のパンチ一発でリフィル化できる上、A4の書類なら、まったく切らずにテッペンにパンチ穴をあけて半分に折って、そのまま横とじできるから便利。
厚紙にパンチし、滑り止めのベルクロを裏にはって、ペンホルダーも自作しました。
軽量化しようとした挙げ句、書けなかった反動ですごく重くなってしまったわが手帳遍歴ですが、このA5手帳も、やはり重いことと、なにより前に書いた、使い終わったレフィルを、なくさずに再利用できる形で保存する方法を見つけることができないために、使い続けることが難しくなってきました。
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ここまで、わたしが辿ってきた手帳の変遷を見ていただきました。
次回から、そもそも、我々はなぜ手帳を持つのかという原点に戻って、それぞれの人にとっての、理想の手帳を考えていきたいと思います。
その前に、ひとつ前フリを……
年の瀬が近づき、あるいは年度がわりになると、本屋や文房具店に手帳術について書いた本がずらっと並びます。
それらの、最近の傾向を見ると、手帳術の著者たちには、大きく分けて二通りの派があるように思います。
●ひとつは、従来通り、記憶を留め、仕事を効率化するための手帳利用法。
●もうひとつは、夢をかなえる魔法の道具としての手帳利用。
さて、あなたはどちらの手帳術をとりますか?
[以下次号]
(一番上の写真左ページは、三重県二見にあるアフリカ芸術ミュージアム「マコンデ美術館」案内です。それについては。また別項で)